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落ち葉舞う季節
秋も深まり、落ち葉がはらはらと舞い落ちるのを眺めては、人生を思う…などと風情を感じているどころではないというのが我がオールサムズテニスクラブなのです。
そうです、オールサムズテニスクラブに来たことのある方ならわかりますよね。
イヤーそれはそれは大変なんです、落ち葉が!
ちょうど3番コートの北側に高さ30メートルに近い銀杏の木が3本、ほかにも落葉樹と針葉樹が入り乱れて茂っているいわゆる雑木林があって、この季節になるとその林から落ち葉が北風に乗ってテニスコート上に舞い落ちてくるのです。日によっては舞い落ちてくるなどという生ぬるい状況ではなく、猛吹雪のどか雪のように降り積もってきます。
今日も朝早く来て落ち葉掃きをしたのですが、ひどい時は2、3人がかりで2時間ぐらいかかります。そしてこの状態がなんと約1ヶ月間、完全に落ちきるまで毎日続きます。毎朝毎朝落ち葉履き落ち葉掃きでその負担は本当に大変なものです。ひどい時は履いてるそばからまた散ってきて1日中履いていなければならないこともあります。人件費はかかるし、レンタルコートなんかも料金をいただけないときもあって、その被害は甚大です。
でもこの林もこの季節以外はとてもよい緑で、テニスに来るお客さんの潤いとなっています。トトロの森みたいだ、という人もいます。本当にトトロでもいそうな感じのコンモリとした林で、野鳥が住み、蝉が鳴き、ナナフシなんかも生息しています。日々私たちがこの山から直接、間接に享受する恩恵は(目には見えないかもしれないけど)計り知れないものがあるんではないかと思います。
毎年この季節になると思うことは、ものにはプラスとマイナスが混在しているということです。落ち葉履きにしても本当に大変で、地主さんに頼んで切ってもらおうという意見もあります。でも僕はこの時期のこの負担は大きいかもしれないけれど、この時期以外に受けている恩恵というのはこの大変さには比較にならない、むしろこのぐらいの労役は普段のご恩返しぐらいに考えていいんじゃないかと思っています。マイナス面だけを見て切り捨てたりしたら同時にプラス面も切って捨ててしまうことになります。
テニスでもそういうことがよくあるんじゃないかなと思います。
もう1度自分の考えていること、やろうとしていることを見直ししてみる事も大切なんじゃないかな。無駄に見えても有益なことって結構あるし、遠回りのようで実は着実に1歩づつ前進しているって事もあるんじゃないかなと思います。この点についてはまた機会を見て書きたいと思います。
落ち葉から学ぶ“ものにはプラスとマイナスの両方があるんだ”ということ、そして“テニスにも同じ事が当てはまるんじゃないか”ということをちょっと心にとめて置いてください。
関連情報
- オールサムズテニスクラブ鎌ヶ谷のレンタルコート
http://www.allthumbs.com/kamagaya/rental.html
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