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群雄割拠の千葉県ジュニア界
春休みの間ほとんど毎日ジュニアの試合を見に行っていました。
前半は千葉県ジュニア選手権という大会で、県のナンバーワンを決める大会です。そして後半は千葉県小学生大会というこちらも県の小学生のナンバーワンを決める大会です。どちらも関東大会の予選でもあり、参加している選手たちの取り組みも真剣そのもので、どのコートも白熱した試合が繰り広げられていました。
ジュニアの試合をこんなにゆっくり見たのもずいぶん久しぶりで、今回はそこで感じたことを少し書いてみたいと思います。
まず感じたことは自分が指導していた頃とはずいぶん様変わりしてきたなー…、ということです。ひとことで言うと今の千葉県ジュニアテニス界は“群雄割拠の時代”というところでしょうか。
僕が一生懸命やっていた頃は、県内ではうちと志津テニスクラブと柏ローンテニスクラブが代表格で、それ以外にジュニアを扱っているクラブはほんの数えるくらいで「ジュニアの指導は難しくやたらに手を出すべきではない、責任を持って行えるごく一部のクラブがやるべきだ」といった風潮がそれらのテニスクラブやコーチのなかに漠然とあったようです。ところがあれから15年がたち、まずビックリしたのはジュニアで育った子達がすでにコーチとなりジュニアを指導しているということです。それもみんな気軽に自然にむしろ当然のようにジュニアの指導を始めてるのです。
しかしこれは考えてみればまったく当然の成り行きかもしれません。自分たちがやってきたことですから前に書いたような「ジュニアは気安くやるもんじゃない」みたいな精神的な障壁があるわけもないですし、うちの渡部コーチにしても自分がジュニアでやっていた頃から将来はジュニアを指導したいと思いながらやっていたというくらいの状況ですから、まったくうなずける話です。
そういった連中がいろいろなクラブでジュニアの指導を始めたといったところが現在の状況でしょうか。ですからどこのクラブが強いとかいうよりも、今はどこのクラブにも何人かいい選手がいて、どこのクラブも少しでも上にのしあがろうとしのぎを削っているという感じです。5年ぐらい前はまさに一極集中といった感があり、猫も杓子も志津テニスクラブという時期がありました。でも本当に今は“まさに群雄割拠の時代”といった様相を呈しているといえのではないかと思います。
柏ローンからTTCとなりましたがそこの丸山君、志津の吉川君、シイノンの斉藤君、ウエストグリーンの佐々木君、殿山の加瀬君、鷹之台の木全君、アポロコーストの宇都宮さん、エイムの野口さん、INABAの稲葉さん、そうそう元プロの長塚京子チャン(チャンはないか、でもつい小さいときから知っているからチャンになっちゃう)も今はジュニアを一生懸命教えているようですが、みんな本当に熱心にそして情熱を持ってジュニアに取り組んでいます。
僕と同世代のコーチも頑張っていますよ、ニッケの渡辺さん、フミヤの軸丸さん、ティームフィッツの大作さん、楠の波多野さん、さらに大先輩である高津ローンの秋田さん、ガーデンジュニアの吉田さんもまだまだ頑張っておられます。
どうですか、まさに戦国時代といえるのではないでしょうか。みなさんこれからも一緒に頑張りましょう!お互いに切磋琢磨して千葉のジュニアのレベルを少しでも上げていきましょう!
最後に余談ですが、試合会場で僕が歩いていると横から「こんにちは!」という声がかかり、ふと見ると前に書いた長塚京子チャンでした。本当に久しぶりに会ったので僕は「こんにちは、でも僕のこと覚えているの?」とつい聞いてしまったのですが、彼女は即「ハイ!」と答えてくれました。小さい頃はよく県の強化練習会で一緒にやっていたのですが、もうとっくに僕のことは忘れているだろうと思っていたのですが、意外というか、ありがたいというか、嬉しくなりましたね。
同じく千葉の選手では本村剛一くん、平木理化さんなんかも僕を見かけると挨拶してくれます。当然石井弥起もですが、ついでに弥起のこと皆さん応援してくださいね。今回デビスカップ対インド戦では負けてしまいましたが、やさしくていいやつです。本当に時々ですがオールサムズにも遊びに来てくれますので、ぜひそのときは会いに来てください。皆さんよろしくね!
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