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セブ紀行その4
イヤ~本当に寒くなってきましたねー…
例年11月には足の指にシモヤケの第1号ができてしまう僕としてはイヤ~な季節の到来です…
さて、だいぶ間があいてしまいましたが、バリカサグの続きです…
しかしフィリピンでもテロ事件が続発し、現在「危険度2」だそうです。我が親友≪川村≫のところのオーシャンフィールドもめっきり日本からのお客さんが来なくなり、毎日閑古鳥が鳴いているそうです。とはいえこうなるともう冗談ではなく死活問題で、本当に困っているようです。こういう時こそ行ってあげたいのですが、おいそれと出かけられないのがまた悩みで…
皆さん、行ってあげられる人がいたらぜひオネガイ…ネ!
今回のダイビングでのハイライトは、なんといっても海がめ君とギンガメアジの大群です。海がめ君とはバリカサグで潜った確か2回目のときに出会ったんじゃないかと思います。オーシャンフィールドの川村さんが先頭を泳いでいて、急に全員に停止をかけ1点に向けて指を指していました。
我々はそっとそちらの方をうかがうと、なんと海がめ君が1匹…生きたやつですよ、野生のナマ海がめ君が…海底で鎮座めされておりました。我々に気づいた彼(本当は彼女かも?)は慌てるそぶりもなくゆったりと海中に浮き上がると、そのまま泳いで沖のほうに行ってしまいましたが、これには結構感動しましたよ。
ギンガメアジというのは結構大きい魚で、群れをなして泳ぎます。この辺はギンガメアジの絶好のダイビングスポットで、これを見たさに各地からダイバーがやってくるそうです。今回は僕の友人の奥さんがフッと引き込まれるように前に出て行くと、突然ギンガメアジの大群に取り囲まれ、その1群は彼女のまわりを3、4回ほど回遊すると、そのまま行き去ってしまいました。この1瞬の出来事はまさに荘厳で厳格な雰囲気で、我々を圧巻しました。
もう1つここでの狙いの魚がいます。バラクーダというこれも結構大物の部類に入る魚なのですが、これもまた見たさに多くのダイバーがやってくるそうですが、今回はお会いすることができませんでした…残念…次回に期待しよう!
またけっこう大物で、でもあまりダイバーには見向きもされていないようなのですが“ラプラプ”という魚がいます。この魚はセブの象徴的な魚で、昔ラプラプという王様がいたり、ラプラプシティーという町まであるほどラプラプというのはセブの人たちに親しまれています。ラプラプはハタの仲間で食べてもとってもおいしいんですよ。今回海の底の方を悠然と泳ぐその姿が、とても印象深く記憶に残っています。
と、まあどちらかというと大きい魚についつい目が行きがちですが、僕的にはサンゴの中を泳ぎ回るメダカほどのちいちゃな魚が実はとっても気に入っています。色とりどりで、とってもきれいでかわいい魚で、名前はなんていうのかきっと知っている人もいないほどありふれた魚なんでしょうが、いくら見てても飽きません。
ちっちゃいといえば、カクレエビというのもとてもかわいくてきれいなエビです。イソギンチャクの中に隠れているのですが、体の節々に宝石をちりばめたようなピカピカ光る部分があって、とても神秘的なエビで、初めて見たときはそのすばらしさに感動してしまいました。
多くのダイバーは総じて大物狙いに走るそうです。大きい魚や、時にはジンベイザメなんかも追いかけていくそうです。確かに実際にこの目で見たら迫力があって感動物でしょうね。でもちっちゃいかわいい小魚もとってもステキです。でもこういう人ってあまりいないそうですけどね…
今回はこれぐらいでまた次回に続きます。では!
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