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ペドロのレッスンすべて終了
きのうですべてのペドロのレッスンが無事終了しました。
お天気だけが心配だったのですが、5日日間ともとてもいい天気で、最高にラッキーでした。
5日間で延べ250人もの方がレッスンを受けてくれました。本当にありがたいことです。
また、レッスンもとても好評で、皆さんから良かったと口をそろえて言っていただけました。ジュニア達もきのうが最終だったのですが、レッスンをしていただいた感謝の気持ちと別れを惜しむ気持ちで、レッスンが終了したあともみんななかなか帰ることができずにいるようでした。
本当にプロフェッショナルなコーチだったと思います。
レッスン終了後うちのスタッフと通訳をしてくれた3人とペドロの総勢11人で食事にったのですが、最後の方はペドロも感極まって目に涙をにじませていました。彼にとってもとてもすばらしい体験だったようです。
前回、ペドロのお父さんはプロプレーヤーと書いたのですが、そう聞いて僕はきっと彼はブラジルでもかなり裕福な家庭に生まれたんだろうなと勝手に想像していたのですが、実はその後いろいろ聞いてみるととても貧乏な家庭で、お父さんは小さい頃から近所のテニスクラブで会員がテニスをしているコートに入り込んでボール拾いをしてチップをもらってお金を稼いでいたようです。
そのうち古くなったラケットをもらって、上手な人がやっているのを見て真似してテニスを始め、そうしているうちにテニスがとてもうまくなってしまったようです。
テニスが上達すると今度は逆に会員の方から教えてほしいと言われるようになり、そのうちコーチとしてまたテニス選手として生活するようになったようです。
そういう貧しい家庭に生まれたのがペドロで、だからこそきっと彼は日本人の言ういわゆる「人情」のようなものが感じ取れる人間なんじゃないかなと思いました。今回の僕たちのおもてなしの気持ちがきっと痛いほど彼にも通じて、それがきのうの感謝の涙になったんじゃないかと今は考えています。
今回のペドロは実際にはとても不安な点がたくさんありました。でも実際に来てもらってレッスンをしてもらったらその不安はいっきに吹き飛んでしまいました。実にいいコーチ、いいレッスンで、本当に一生懸命やってくれました。
4歳の子供から50代の方まで、初心者からうちのトップジュニアまで、すべての生徒に誠実に、熱心に、謙虚に指導をしていただけました。
来年もぜひ彼を呼んであげたいものです。
9日の午後7時発のヴァリグエアーで帰国の途につきます。時間のある方は5時頃に成田空港第一エアターミナル出発ロビーまで遊びに来てください。ではまた!
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