２０周年
今年の梅雨はいかにも梅雨らしーい梅雨ですねー… 困ったものです…
さて、冒頭のページでもお知らせしていますように、オールサムズテニスクラブもこの７月でなんと２０周年を迎えることができました。まさに感無量といったところです。
オールサムズがスタートしたのが１９８３年７月。僕がまだ２７歳の時です。
自分でテニスコートを持ちたいなー、とズーッと漠然と思っていたところに、運良く土地を貸してくれるという人が現われ、念願のテニスクラブを今のこの場所に造ることができました。
しかしこの頃の僕はお金もなく、またジュニアを育成するために造るクラブなので、けっしてお金はかけられないという信念で造成にかかりました。総工費約６５０万円、土地を借りるのに約４００万円、そのほとんどが僕とうちの奥さんの親、親戚、兄弟からの借金でした。
最初の頃は今の１番から３番コートまでの３面だけでしたけれども、その３面のコートの舗装は道路工事の会社に４００万で、照明が約１３０万、井戸が３０万くらいだったでしょうか、クラブハウスはプレハブの中古の選挙事務所を確か３０万で買ってきて建てたような記憶があります。
コートはペンキ屋さんで買ってきた普通のペンキ（約５０万）を塗って（今はちゃんとしたテニスコート用のペンキですよ）ラインも自分でひいて、ネットポストを立ててテニスコートのような感じに（？）仕上げました。バックネットはＶＩＰインドアテニスクラブ(当時)の中嶋さんからお古のネットを譲り受け、それを使ってまわりにグルッとまわしただけでした。
工事期間約３ヶ月で、１０月オープンだった気がします。暑い中を毎日テニスコート造りに、汗ダクになって働いたなー、とちょっと昔のことを思い出してしまいました。
そうしてやっとできあがったコートでしたが、今思うととてもテニスコートといえる代物ではありませんでした。でもあの頃の僕はそれでも充分満足していました。そりゃあそうですよね、テニスコートを持つなんて夢のまた夢と思っていたんですから…
しかし今考えるとすごいですね、総工費が３面で６５０万ですよ！ よそにはない破格値でしたね。
あれから２０年、少しずつ自分でコートやクラブハウスを改修しながら今日に至った訳です。最初の頃は「オールサムズはテニスコートじゃない」なんてよく陰口を叩かれました。今も設備面ではよそにない“ひどさ”ですけれどもね…
でも最初の頃のオールサムズを知っている人は「昔に比べて本当にきれいになりましたねー！」と言ってくれます。そうテニスコートのほとんどは僕の手造りなのです。
つづく
２０周年２
さて、２０周年の続きです。
テニスコートはもちろんのこと、クラブハウス、トイレ、休憩所、駐車場、倉庫、すべて手造りです。水道の配管、電気の配線、照明器具の取り付け、コンクリート打ち、バックネットの取り付け、植木、看板書き、ドアの取り付け、下水管の配管… なにからなにまでやりました。
とは言っても僕一人ではとてもできないこともたくさんあって、その都度若いコーチたちがみな一生懸命手伝ってくれました。みんな本当にとーっても器用になって卒業していきました。手伝ってくれたみんな、ありがとー！
思い出すとどれもこれも本当に大変だったのですが、
その中でまさに命がけだったのがバックネットと照明器具の取り付けです。
５～７メートルの高さで、片方の腕しか使えない状態で、まさに落ちたら大怪我という状況での作業でしたから、本当に必死でした。
バックネットは、５ｍの鉄パイプの上にワイヤーを張って、そのワイヤーにはしごをかけてけっこう重いネットを持って上がって、そのワイヤーにネットをくくり付けるのですが、はしごと僕の重さで鉄パイプもかしいで、その上ワイヤーも引っ張られて弓矢の弦のようになって今にも切れんばかりになります。そんな状態の中で作業をするのですが、ゆらゆら揺れるし、バランスを崩してはしごがひっくり返りそうになったりして、ホント冷や汗ものでした。
照明器具は上についているので大きさが実感できないかもしれませんが、けっこう大きいんですね。これを右手で持ってはしごを登って、５ｍの高さで時には両手をはしごから離して、足だけでバランスを取りながら作業をするのです。
これは本当に怖かったですねー！ ですから実際には新しく付けた分は、僕はもうさすがにやめにしてプロにやってもらうことにしました。うん、これが正解でしょう。
でも実際には何度か落ちたんですよ。背中と右足のすねには今でもその時の傷あとが残っています。
体力的に大変だったのは、コンクリート打ちとコートのペンキ塗りでした。
どちらも時間との戦いで気ばかりがあせってしまい、しかも重労働で、終わった瞬間にほとんど動けない状態になってしまっていました。
コンクリート打ちは、１～３番コートの周りグルーっと入れたんですよ。２０年前最初に工事をしたとき、お金がなくて舗装した面積が小さ過ぎ、コートの周りは土のままだったんです。それと休憩場も土のままで、コートは段差がついてしまって危ないし、また雨が降るとぐちゃぐちゃになってどうしようもありませんでした。
そこでその土の部分を５ｃｍづつ掘って（これが大変）、生コンを持ってきてもらって流して入れて（これも大変）、表面を平らに仕上げる（これもホント大変!!!）、この作業を繰り返し少しずつやっていって、おそらく１年ぐらい続けてやっとすべて完成したんじゃなかったかなと思います。イヤー、ほんと大変でした。
今うちのコートは緑とえんじの２色で塗ってありますが、この表面のペンキ塗りは実はそう大した作業ではないのです。むしろあと少しで完成だという充実した気持ちと、作業自体もローラー型のペンキ塗りでコロコロ塗るだけですから、ホント鼻歌気分でやれてしまいます。
むしろ大変なのは不陸矯正と言って、下地の修正というか表面のデコボコを平らにする作業です。アンダーコートといってアクリル樹脂系の下地剤を塗るのですが、これがホント大変でした。
このペンキをまず攪拌して、珪砂を入れてまた攪拌し、コートまで運んでコートにまいて均一に広げるのですが、平らに広げるのがけっこう大変で、そのうえすぐ乾いて固まってしまうので、神経は使うし、肉体的負担も大きく、その上時間との勝負みたいな感じで、本当に大変な作業でした。
１度、塗り終わったとたん急に雷とものすごい雨が降ってきて、ほとんどすべてのアンダーコートが流れてしまったことがありました。これには本当にガッカリしてしまいました。材料費だけでもおそらく２０万くらいかかっていたと思うのですが、塗るための労力がすべて無駄になったと思うとホント悲しくなりましたねー！
つづく
お出かけ
今日は暑くなりましたねー！ やっと梅雨明けでしょうか？ 昨日まで涼しかったので今日は本当に暑く感じますね。
さて、先週は１泊２日で塩原温泉に行ってきました。
前々日くらいに急に出かけようかということになって、かんぽの宿に電話をしたらたまたま１室空いていたので、その場で即予約をしてしまって、急きょ行ってきました。
１日目はこちらを出たのが昼ぐらいで、雨も降っていたので、のんびりうちの奥さんの運転でホテルまで行って、温泉に入って、ゆっくりくつろがせてもらいました。
２日目は”日光江戸村”へ行ってきました。けっこう楽しかったですよ。内容はまた機会があったら書きたいのですが、そこそこ１日楽しめました。その後日帰りの温泉に入って、夜９時無事帰還いたしました！！！
そして、またまた急なのですが、あすから３日間大阪へ行ってくることにしました。
長男がインカレ（全日本学生大会）に出場できたのですが、それが大阪であるので、今年大学最後でもあるし、二人でちょっと見てこようかということになって、出かけることにしました。
というのは名目で実は、”ユニバーサルスタジオジャパン”にも行ってみようかと思っているんですよね。会場からけっこう近いみたいなんです。ちょっと楽しんできちゃいますネ。そしてまた帰ってきたらこのページでご報告させていただきます。
とは言ってもまだ新幹線もホテルもとれていないのですがね…
ではまた！