閑話休題 其之二十九
おはようございます。今日はいい天気ですねー。
さてさてことしもあと2ヶ月足らずとなってしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
ところでここのところこの閑話休題という題名で連載するのをすっかり忘れていました。“その29”です。
オールサムズでは今「ありのみカップ」が真っ盛りです。きのうまでで3種目が行なわれたのですが、昨日の小学1~4年生男子Bが本戦、コンソレともベスト4を残して、雨天順延になってしまいました。同じく5、6年生Bも雨でそっくり9日に順延となってしまいました。
参加していただいている皆さんには本当にご迷惑をおかけいたします。ご理解のうえ、ご了承いただきたいと思います。
さて、私事ですがあれから(わからない人は10月9日の断酒というところを読んで!)ずーっと飲みつづけています。
で、最近のお付き合いの相手は関コーチ(パパ)です。あまり飲まないコーチが多いなか、関コーチだけは浴びるように飲みます。従って当然の成り行きのように関コーチを誘ってお出かけということになります。
3日前の土曜日には関コーチと、長迫さんや金田コーチなどテニスクリエイションのコーチ達を交えて朝の4時まで飲んでいました。そのまま関コーチと一緒に金田コーチのお宅に泊めていただいて、次の日は7時半にはオールサムズに来て仕事を始めていました。
いやー、でもこういうのは本当に久し振りで、やっぱりとても疲れましたが、どうもテニスクリエイションではこの程度は当たり前のことのようです。
ということで、年内にもう1度血液検査があるのですが、こうなったら今度は本当に毎日飲み続けたら、また数値が上がるのか検証してみてやろうかと思っています。(なんてね… 言い訳です!)ではまた!
サーブに関するウンチク…
雨ですねー… よく降ります。
それにしても今年は天気予報がクルクル変わったり、まったくはずれたりとか、しょっちゅうしてると思いません? どうしてだか知ってますか?
気象衛星ひまわりが使えなくなっちゃったからなんだそうです。お天気商売のうちにとっては被害甚大です。
さて、たまにはテニスクラブの経営者らしくテニスのことを書きましょうかね…
みなさん! サービスコートの大きさってどのくらいだか知ってます?
サーブを入れるエリアが4つありますよね、その1つの大きさです。部屋の大きさにしたら8畳間くらい? 12畳間くらいかな? こんなこと考えたことあります?
サーブが入らなくて困ってる人はたくさんいますよね。サービスコートがもうちょっと広ければ、ダブルフォールトも減るんでしょうけれどもね… ほんとサービスコートは狭いですよね!
といったところで答えを書こうかと思ったのですが、せっかくだから皆さんちょっと考えてみてください。うちに来たお客様にこの話をするとみんなビックリします。意外と広いんですよ、これが! テニスコートに行ったら、ちょっと見てみてくださいね。
きっとこのぐらいだろうと察しのついた人は、ぜひ掲示板に何畳間くらいかを書き込んでみてください。ヨロシク!
ついでにもう1つ、
テニスの試合で総ポイントのうち、サーブもしくはレシーブで決まってしまうポイントは、およそ30%にも及ぶそうです。
これはある学者が調べたらしいのですが、すべてのレベルでだいたい同じ割合だそうです。
サーブもしくはレシーブで決まってしまうポイントというと、サービスエースかダブルフォールトか、レシーブエースかレシーブミスの4つです。
低いレベルの試合ではダブルフォールトとレシーブミスの割合が大きく占めているのですが、高いレベルになればなるほどサービスエースとレシーブエースの比率が高くなってきます。これは皆さん納得できますよね。で、トータル的には同じ30%前後ということになるのだそうです。
しかし1セットの試合だと全部で30~50ポイントくらいのやり取りになるのではないかと思いますが、そのうちの9~15ポイントはサーブ、もしくはレシーブで決まってしまっている、ということです。
逆を言えばダブルフォールトの多い人は、ダブルフォールトを無くすだけで15%ものポイントを失わずにすむということです。現実的にはなかなか難しいことですけれども、ダブルフォールトとレシーブミスをできるだけしないよう心得て試合に臨むことはとても大切なことだと思います。
僕が試合が近くなっていつも言うことは、ダブルフォールトをするな、レシーブミスをするな、ではなく“ダブルフォールトをしたら次のサーブは絶対ファーストを入れなさい”、”レシーブミスをしたら次のレシーブは必ず返しなさい”ということです。
これは単純に“ミスを繰り返さない”ということだけではなく、子供たちにサーブとレシーブの意識を持たせる上でとても重要なことだと思っています。
ミスをした時にそのミスに気が付くか、付かないか、この意識の差はとても大きいと思います。「アッ、ダブルフォールトをしちゃった、次は絶対ファーストを入れるぞ!」と思えるかどうかです。「レシーブをミスちゃった、次は絶対返すぞ!」という気持ちを持てるかどうかです。
いくら「サーブは大切だ、レシーブミスを繰り返したら勝てないぞ」といっても試合中に本人がその重要性に気が付かなければ意味がありません。本番前の練習試合では、この2点を本人が頭に自然に思い浮かぶようになるまでしつこく指導する必要があると思います。
よく、ダブルフォールトが多くて困っているとか、レシーブミスが多くて負けてしまったが、どうしたらいいかとか相談されます。当然ダブルフォールトをなくす練習やレシーブミスをしない練習をすることも大切ですが、こういった意識付けをするだけでずいぶん違ってくると思います。
コーチや保護者が注意深く指導してあげてください、そうすれば克服できる問題ではないかと思います。
サービスコートの大きさについての話から脱線してしまいましたが、いかがでしたでしょうか? コートの大きさの答えは次回ということで今回は終了です。ではまた!