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サーブに関するウンチク…
雨ですねー… よく降ります。
それにしても今年は天気予報がクルクル変わったり、まったくはずれたりとか、しょっちゅうしてると思いません? どうしてだか知ってますか?
気象衛星ひまわりが使えなくなっちゃったからなんだそうです。お天気商売のうちにとっては被害甚大です。
さて、たまにはテニスクラブの経営者らしくテニスのことを書きましょうかね…
みなさん! サービスコートの大きさってどのくらいだか知ってます?
サーブを入れるエリアが4つありますよね、その1つの大きさです。部屋の大きさにしたら8畳間くらい? 12畳間くらいかな? こんなこと考えたことあります?
サーブが入らなくて困ってる人はたくさんいますよね。サービスコートがもうちょっと広ければ、ダブルフォールトも減るんでしょうけれどもね… ほんとサービスコートは狭いですよね!
といったところで答えを書こうかと思ったのですが、せっかくだから皆さんちょっと考えてみてください。うちに来たお客様にこの話をするとみんなビックリします。意外と広いんですよ、これが! テニスコートに行ったら、ちょっと見てみてくださいね。
きっとこのぐらいだろうと察しのついた人は、ぜひ掲示板に何畳間くらいかを書き込んでみてください。ヨロシク!
ついでにもう1つ、
テニスの試合で総ポイントのうち、サーブもしくはレシーブで決まってしまうポイントは、およそ30%にも及ぶそうです。
これはある学者が調べたらしいのですが、すべてのレベルでだいたい同じ割合だそうです。
サーブもしくはレシーブで決まってしまうポイントというと、サービスエースかダブルフォールトか、レシーブエースかレシーブミスの4つです。
低いレベルの試合ではダブルフォールトとレシーブミスの割合が大きく占めているのですが、高いレベルになればなるほどサービスエースとレシーブエースの比率が高くなってきます。これは皆さん納得できますよね。で、トータル的には同じ30%前後ということになるのだそうです。
しかし1セットの試合だと全部で30~50ポイントくらいのやり取りになるのではないかと思いますが、そのうちの9~15ポイントはサーブ、もしくはレシーブで決まってしまっている、ということです。
逆を言えばダブルフォールトの多い人は、ダブルフォールトを無くすだけで15%ものポイントを失わずにすむということです。現実的にはなかなか難しいことですけれども、ダブルフォールトとレシーブミスをできるだけしないよう心得て試合に臨むことはとても大切なことだと思います。
僕が試合が近くなっていつも言うことは、ダブルフォールトをするな、レシーブミスをするな、ではなく“ダブルフォールトをしたら次のサーブは絶対ファーストを入れなさい”、”レシーブミスをしたら次のレシーブは必ず返しなさい”ということです。
これは単純に“ミスを繰り返さない”ということだけではなく、子供たちにサーブとレシーブの意識を持たせる上でとても重要なことだと思っています。
ミスをした時にそのミスに気が付くか、付かないか、この意識の差はとても大きいと思います。「アッ、ダブルフォールトをしちゃった、次は絶対ファーストを入れるぞ!」と思えるかどうかです。「レシーブをミスちゃった、次は絶対返すぞ!」という気持ちを持てるかどうかです。
いくら「サーブは大切だ、レシーブミスを繰り返したら勝てないぞ」といっても試合中に本人がその重要性に気が付かなければ意味がありません。本番前の練習試合では、この2点を本人が頭に自然に思い浮かぶようになるまでしつこく指導する必要があると思います。
よく、ダブルフォールトが多くて困っているとか、レシーブミスが多くて負けてしまったが、どうしたらいいかとか相談されます。当然ダブルフォールトをなくす練習やレシーブミスをしない練習をすることも大切ですが、こういった意識付けをするだけでずいぶん違ってくると思います。
コーチや保護者が注意深く指導してあげてください、そうすれば克服できる問題ではないかと思います。
サービスコートの大きさについての話から脱線してしまいましたが、いかがでしたでしょうか? コートの大きさの答えは次回ということで今回は終了です。ではまた!
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