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ランク戦B大会
きのうはランク戦のB大会でした。総合優勝はW君。彼も高校2年生でとても上手になりました。だーけど時間が足りないんだよなー…
前回高校生のスクール生に関して書きましたので、今回ももう少しその点について書いてみたいと思います。
前回高校生の動きをおおざっぱに書きましたが、繰り返しますとほとんどの子がうちに通うのは1年程度、長い子で2年、短い子は2、3ヶ月という人もいます。ちょうど今のこの時期に高校2年生が入ってくるのです、春の試合まであと2ヶ月しかないというのに…
こうなるともうほとんど「駆け込み寺」状態ですね。気持ちはわかります。あとちょっとで最後の試合だからなんとかしたい… でもなかなかなんともしようがないんですよねー。もちろんコーチはみな最大限の努力はします。だーけど時間が足りないんだよねー…
うちに入ってきた高校生はまず一様にテニスに対する自分なりのイメージを持って入会してきます。当然ですよね、高校生ですから、みんなちゃんと頭を使ってテニスをしていますし、先輩のテニスを見たり、教わったりしていますから、で、この自分で描いているイメージがうちでの指導ですぐにレベルアップにつながればいいのですが、だいたいがむしろ障害となる場合が多いんですね。とはいえ自分なりのイメージを持つということは、とっても大切なことなんですけれども…
で、我々が最初にやるのはその偏ったイメージをガンガン叩いて壊すことなのです。前回も高校生のトップ二人が最初の頃屁理屈をごねてコーチの言うことを聞かないと書きましたが、まさにこれがそうで、またこれは高校生全員にほぼ共通した問題点で、これをなんとか改めさせ、本来の向かうべき方向に軌道修正をしていかなければいけないのです。進むべき方向さえ見定められさえすればあとは簡単… ではないんですよね、実はこれが…
うちに来ている高校生は週に1回か2回、多い子で3回です。そのうえ雨でレッスンが中止でお休み、試験でお休み、学校行事でまたお休み、試合でお休み、病気でお休み、怪我でお休み… 本当にコンスタントに練習を積んでいくということが、なかなかできないんですね。週1回としてもおそらく1年でレッスンに30回くらいしか来られていないんじゃないでしょうか。時間にして約50時間。ほんとーに時間が足りなさ過ぎるんだよねー…
それでもそれなりにみんな上達するのはこれはやはり高校生ならではでしょうね。週1回に全力投球をして、学校での練習で復習し、また次のレッスンに向けて頑張って来るんでしょうね。ランク戦でも最初は小学生に負けていたのが、次にはすぐ勝てるようになり、あっという間にドンドン上にあがっていくのは、やっぱり高校生です。
限られた環境、時間の中でみんなよく頑張っていると思います。夜9時までここでレッスンをして次の日には朝練で朝早く家を出て行っているんですよね、みんな。1年生は打たせてもらえないから朝じゃなければコートが使えないんですよね。親もそんなにテニスに理解があるわけじゃないから何でテニス習うのにそんなにお金を使わなければいけないのかと思っています。なかには会費を自分でアルバイトして稼いで払っている子もいます。それはそれは本当にみんな大変な努力をしていると思います。
最後に一言、高校2年生はあと僅か、死力を尽くして悔いの無い試合をしてください、高校1年生はまだあと1年などと言っていないで、もう1年しかないと思って頑張ってやってください。最後の試合は目の前です。
ということで今回は高校生諸君にエールを送る内容で書いてみました。次回はちょっと辛口のコメントを述べたいと思っています。ではまた。
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