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クラブ対抗戦3
クラブ対抗戦の余韻はいまださめやらぬ… の感ですねー!!!
第1試合の下村のダブルスは、確実にまず1勝を取ろうというもので、この作戦は見事に成功しました。
シングルスは相手の向君が日本のランキングでも30位ぐらいまでいった強敵です。誰が対戦するにしても勝つことはかなり難しいのではという予想でした。下村、大高が本調子でない中、誰がチャレンジするかという段で自ら名乗り出たのが大学2年、アルバイトコーチの中嶋でした。本人は「勝ちます」と断言し、他のコーチも中嶋に任せようと決心したようです。
しかしここで1勝を期待するのは客観的にみてかなり困難な状況です。そうなると勝負は及川、大高組のダブルスです。
必勝で臨んだダブルスでしたが、出だしはまずまずという感じで、このままいけば勝つんじゃないかと思われるような展開でした。しかし中盤からあきらかに及川の調子が落ちてきていました。これはきっと肘に相当負担がかかってきているんじゃないかと僕は直感的に感じました。
だんだん相手のペースとなり、及川にボールが集められてきました。ときどき顔をしかめながらふんばる及川に心の中でがんばれ、がんばれと声援を送ったのですが、結果は残念ながら負けてしまいました。
試合終了後及川は悔し涙を流していましたが、頑張りたくても頑張れない自分にそうとう腹立たしく思っていたのではないでしょうか。僕は「あとは理樹を信じて応援しよう!」と言うのが本当に精一杯でした。
中嶋の結果はもう皆さんご存知の通りですが、本当によく頑張りました。試合は負けましたが、あの試合を見た人は、誰も負けたとは思っていないんじゃないかと思います。最後まであきらめない姿勢、全身全霊で立ち向かう姿は、見ている人全員に感動を与えたんじゃないでしょうか。まさに勝敗を超越した次元で試合が行われていたといっても過言ではないと思います。
誰も第1シードなのに情けないとか、なんで負けたんだとか、理樹のせいで負けたとか、そんなこと一言も言いません。中嶋の試合を見て誰もがこの敗戦を素直に受け入れることができたんじゃないかと思います。
中嶋理樹、よく頑張りました。そして及川も、下村も、大高も、今回助っ人で出てくれた園田も、みんなよく戦ってくれました。負けはしましたが、いいクラブ対抗戦だったと思います。
来年はアポロコーストに雪辱して絶対優勝すると全員が言っていますので、ぜひぜひぜひ応援にきてくださいね。よろしくお願いいたします。ではまた。
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