オリンピック
毎日テレビの画面から冬季オリンピックの映像が流れてきていますが、観るたびに冬の競技はきびしいなー、と思ってしまいます。なぜかというと本人の実力以上にその他の要因が勝敗に大きく影響してしまうからです。
たとえばどの競技も1回のミスでほとんど取り返しがつかないということです。いくら練習で100回やって100回とも成功しても、それがたとえ金メダル候補であろうと、予選であったとしても、1回ミスしたらその場で敗退となってしまいます。勝利するための最低線がミスをしないということといっていいようです。
また自然条件が勝敗に大きく影響してしまうということです。
コースが最初にすべる人にとって有利だったり、不利だったり、時間の経過によっていいコンデションになったり、悪くなったり、競技する時間によって著しくタイムなり、得点なりに大きく影響してしまうということです。
ジャンプで視界がよかったものが、急に霧で見えなくなってしまったり、降っていなかった雪が急に降り出したり、風が追い風だったものが、急に向かい風になってしまったり、そういう変化が時々刻々とあって、そのなかで戦わなければならないということです。
アルペン競技なんかでもコースがどんどん削られていったり、アイスバーンになってしまったりしています。気温が変化すればワックスを変えなければならないし、その選択をちょとでも間違えれば勝てた試合でも実際には負けてしまうということもいくらでもあるようです。
こういう僕に言わせると不平等な条件のもとで戦わなければならないということ、これ自体僕には理解しがたいものがあります。そのうえそれらには考慮もなにも一切なしですよね。まさに運を天に任せるような勝負になってしまうこともしばしばなんじゃないかと思います。
風邪をひいたとか、捻挫をしたとか、そういういわゆる自己管理のミスによる敗退は夏のオリンピックでも、またその他の大会でも(ジュニアの試合でも)いくらでもある話ですよね。
しかし冬季オリンピックに限らずスキーやスケートといった冬の競技は、それ以外の要素が本当にたくさんありそうです。素人の僕が見てもそう思うのですから、そういった競技にかかわっている人には、その人たちにしかわからないような微妙な要因も本当に数多くあるんじゃないでしょうかねー?
そういう点ではテニスはまだ自分の実力以外の要素が勝敗に影響するということが少ないんじゃないでしょうか? 風が強いとか、小雨の中で試合をさせられたとかそういうことがあったとしても、風も小雨も自分と相手に平等に降りかかってきている条件ですからね。
最初にミスを重ねてしまったとしても、途中からその分を取り返すこともいくらでもできます。自分の実力をそのまま勝敗に反映させられるという点では、冬の競技とは比べ物にならないくらい高いんじゃないでしょうか。
そういうテニスにみなさんはかかわっているのですから、頑張り甲斐があるというもんじゃありませんか!!! 負ければ自分の実力が足りない、勝てば相手より実力が上だった、ということですから、自分の実力をひたすら高めればいいんじゃないでしょうか。
頑張りましょう! ではまた。
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