前回春の試合を見て感じたことを書かせてもらいましたが､今回は異議を唱える意味も込めて県小学生大会に関してちょっと書いてみたいと思います。

今年の千葉県ジュニア選手権は雨にたたられ運営されているスタッフ､参加している選手､引率なさっている保護者､コーチ等も大変な思いをしたのではないでしょうか。天気ばかりはしょうがないと言いながらも何日も続くと恨んでしまいます。

それにひきかえ千葉県小学生大会は天候には恵まれたものの､昨年に続いて運営の悪さにいいかげん呆れてしてしまいました。もともとこの大会は僕もかかわっていて小学生が楽しく参加でき､試合経験も積めるような大会にしようということで５､６年前に今のようなスタイルに改革したものです。

しかしここ何年かは僕も手を引いてしまい､今はそのときの形だけが残っているという実に内容のない大会となってしまいました。特に去年はひどいものでコートが空いているにもかかわらず２時間も試合が進行せず､挙げ句の果てに予定していた試合が消化しきれず､残り試合は打ち切りとなってしまいました。僕は唖然として言う言葉もなかったのですが､運営しているスタッフも半ば身内みたいなものだからこのときは黙って帰ってきました。

今年はさすがに去年の反省もあるし､もう絶対あんなことはないだろうと思っていたら､今年もまったく去年と同じ状況ではないですか。これにはもう呆れたというより怒り心頭です。とうとうブチ切れて「今日予定試合全部消化しなかったら大会本部に抗議に行ってやる！」と決心し､周りにいるジュニアの保護者にも「僕は保護者の代表として抗議に行きますからそのときはよろしく！」と言ってまわりました。

当然周りの保護者の方々もみんな進行の悪さにイラ立っていましたから即同意してくれ､いよいよ怒りも絶頂というときにこの話を聞きつけた（かどうかわからないのですが）ジュニア委員会の委員長が僕のところに来て､結局なだめすかされてしまいました。まあ試合も時間をちょっと過ぎたところで一応全部消化できたので､抗議の必要もないかなと思ったのですがね…

しかし参加者不在というか､いいかげんああいう運営を見させられると出場している子供たちのことを本当に考えてるのかと疑いたくなります。ただただ試合を消化する､お義理で的当て大会をする､そのために２時間近くもコートを空け試合の進行をストップさせる､挙げ句の果て「時間がなくなりなした､試合は打ち切りです」なんてそんなのが通用するかって言うんです。

子供たちを楽しく参加させ１人でも多くのテニス愛好者を育てようとか､参加してよかったねと言えるような大会にしようとか､子供たちの思い出に残るような大会作りをしようとか､そういう雰囲気をつくっていかなくてはいけないのではないでしょうか。僕たちがこのような大会に変えたときは参加者数が飛躍的に増えました。でも今回のようなこんな大会を続けていたらどんどん参加してくれる子供たちが減ってしまうでしょう。

運営されているスタッフの皆さんどうぞもう１度考え直してみてください。