きょうは≪ありのみカップ≫の最終日で、現在小学4年生以下の部が行われています。

大会前よりお天気だけが心配だったのですが、いざフタを開けてみると3日間とも風もなく春のような陽気で、絶好のテニス日和となりました。ですから本当に僕はホッとしていて、今さらながら一人胸を撫で下ろしています。

きのうは高校生男子の部があったのですが、1人の高校生が僕のところに来て「あのー…、いろんなところに行ったことがあるんですね…」と話しかけてきました。で、僕はエッと思っていたら「シャチョ－さんですよね…、僕ホームページ読んでます…」と言ってきました。ああそういうことか、と内心思いながら、ちょっと照れくさい気持ちにもなりました。

「ありがとう、また書くから読んでくれなー」と返事をしたのですが、ぜんぜん知らない高校生がこのページを読んでくれていて、そして声をかけてくれるなんて、思いも及ばないことでした。と同時に本当に読んでくれてる人がいるんだー、などと情けないことに改めて感心しちゃいました。

さて今行われているこの≪ありのみカップ≫なんですが、これはテニス協会の仕事を長くやってきて、いろいろなジュニア大会を手伝ってきましたが、どうも大会自体が勝ち負けだけだったり、代表選手を選考するためだけだったり、とにかく日程を消化して「大会を行いました」というだけの大会だったりで、いわゆる「主催者側本位の大会運営じゃあないのかなー」という気がずっとしていました。「そんなんじゃなくってもっともっと参加するジュニアのためになるような大会はできないかなー」という僕の永年の消化不良状態みたいな気持ちがやっと結実したのがこの大会≪ありのみカップ≫なのです。昨年暮れに第１回大会をスタートさせることができ、今回で第3回大会となります。

ジュニア主体の大会づくり…

現在ジュニア大会はポイント制で皆ポイントを稼ぐために試合に出て行きます。これはこれでとっても大切なことではあります。

しかしながらまずは楽しく参加してもらう、その上参加することで少しでもテニスの上達につながること、そして友達ができること、中、高校生に関しては「切磋琢磨の場」であること

以上が重要な点だと僕は考えています。

ありのみカップは勝ってもポイントが付く訳でも何もありません。でも大会自体が魅力あるものにしたいのです。参加してくれたジュニアがまた参加したいなと思ってくれるような大会に育てていきたいと思っています。

今回ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。次回の予定はまだ組めていませんが、ぜひまたご参加ください。

そしていつも読んでるよー、といってくれた君、感謝してるよ。またよろしくね！