前回は奈菜ちゃんの誕生日でしたが、今日は僕のお袋の誕生日です。今日で77歳ですので、いわゆる「喜寿」ということになるのでしょうか。今年ひ孫もできたのですから、けっこう歳といえば歳ですが、若いといえば若いのかもしれませんね。

僕のお袋と父親は生年月日が同じ昭和7年11月25日生まれです。夫婦そろって同じ日に生まれたなんてけっこう珍しいんじゃいなでしょうか。

それから今改めて考えると僕が生まれたときは二人とも22歳だったんですね。これも驚きです。それに僕には3歳上の兄がいました。とすると兄は19歳のときに産んだことになりますね。こういう事実を今まで考えたこともありませんでした。

兄は僕が生まれる少し前に事故で亡くなりました。その時の親の悲しみというのを今改めて考えると、まさに筆舌に尽くし難いものではなかったかと思います。自分も親となり、孫まででき、その子や孫を亡くすということは本当に耐え難い悲しみです。

その後弟もでき、僕が中学生のころ親は文房具屋を始めました。やっと軌道に乗ってきたとき父親が急死してしまいました。父親は39歳、僕は17歳のときでした。母親はどんな気持ちだったんでしょうか？

僕の父親は戦災孤児で他人の家に育てられ、ずいぶん苦しい思いをしたようです。そういう境遇からか僕にとってはとても厳しい父親でした。
そんな父親が39歳で死んで以降、僕も何となく39歳までで自分の人生が終るような気がしてなりませんでした。なぜそう考えたのかはよくわからないのですが、今考えると39歳になるまで本当に突っ走っていましたね。限られた時間と思い、やらなければいけないことを必死になってやってきていました。

そんな僕ももう54歳です。本人もビックリですね。39歳を過ぎて肩の力が抜けたようで、それ以降はあまり暴走することもなくなってきました。

それから改めて考えてみると母親はもう父親の約2倍を生きたことになります。父親、母親にとってどんな人生だったんだろうかとふと考えてしまいます…

そんな脈絡のないことをつらつら考えながら、勝手気ままに書いてしまいましたが、さて話は変わります。

娘が今年の6月に二十歳になり、来年成人式です。この前の日曜日に成人の記念写真の撮影に行ってきました。着物を着させてもらって、プロのカメラマンにポーズをとりながらけっこうな枚数を撮ってもらっていました。
撮影が終ると今度はその写真を見ながら気に入った3枚を選びます。それが決まると記念アルバムという形になってできあがってくるようです。

娘は6月にすでに20歳になっていますから今はもうけっこう飲んでいますね。飲み会だ、コンパだ、うちに帰ってきたらきたでなんだかんだ飲んでいます。

その撮影の日の帰りには僕の飲んでいた(まだだいぶ残っている)ウイスキーのビンを「これもらってくねー」とか言って、勝手に持って帰ってしまいました。「将来はお酒に関係した仕事につきたーい」とかって訳のわからないこともほざいておりましたが…

いったい誰に似たんでしょうか…　ではまた…