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2002年03月24日 日曜日

技術と勝負

テニスクラブのホームページでありながらテニスの話題がナイ!

これは重々承知しているのですが、なかなか書けないものです。しかしどーもライオン丸さんの書き込みが気になり、ちょっと僕なりの考え方を書いてみたいと思います。

はっきり言って、

テニスの技術の上達と試合で勝てるようになること、これはまったく別物です。

技術の向上を目指すか、早く試合で勝てるようになりたいか、これはその人がどちらを望むか、です。

あなたは技術を徐々に身に付けていけば、それに比例して勝てるようになる、なんて思っていませんか? そう、これは大変な誤解です。またそう信じ込んでいる人がいかに多いことか…

うちのお客様には「強くなりたいんですか? うまくなりたいんですか?」といつも問い掛けています。そして「強くなるための練習と、うまくなるための練習は、まったく違うのですよ!」と言っています。

そうです、強くなるためには強くなるための練習を、また、上手くなるためには上手くなるための練習をしなければいけないのです。

サーブはとても難しい技術の1つですよね。サーブのフォームをコーチにみてもらって少しずついいフォームで打てるようになってきました。でもだからといってサーブが入るようになるということはないですよね。

サーブが入るようになるには、それとは別にサーブを入れる練習をしなければいけないのです。サーブを入れる練習をするからサーブが少しずつ入るようになるのです。

じゃあフォームはどうして学ばなくてはならないのかというと、フォームを作ることでより確率の高いサーブが打てるようになる、あるいはより強力なサーブが打てるようになるからなのです。

さて、ここまで書いてきて気が付いた方がいるかもしれませんが、僕は「正しいフォーム」とは1度も書いていません。よく平気で「正しいフォームを学びましょう!」と言っているコーチや、皆さんの中でも「正しいフォームを身に付けなくっちゃ!」と言っている方を見かけますが、じゃあ正しいフォームってなんなんですか? というとこれが結構わかっていない人が多いんですよね。

僕に言わせると正しいフォームというのはないのです。

簡単に言うとコンシスタンシーを求めるフォームと、パワーアップを求めるフォームはまったく両極をなす打ち方だということです。どちらが正しいフォームですかと言われれば、どちらも正しいフォームなのです。

金太郎飴のようにどこを切っても同じというような画一的な正しいフォームというものは存在しません。その人にあった、あるいはその人がどういうテニスを望んでいるか、そういう一人一人の体格、筋力、あるいは要望にあった打ち方がまさに正しいフォームということができるのではないでしょうか。

プロの打ち方にしても常に正しい打ち方というわけではありません。プロには正確性とともにより強力なショットが必要となってきます。無理な体勢からも打たなければいけませんし、タイミングが合わなくても打たないわけにはいかないでしょう。皆さんが手本とするフォームとはおよそかけ離れた打ち方で常に打っています。

フォームと試合はシーソーと同じです。片方がレベルアップするともう一方ができなくなります。

できなくなった方をできるようにすると、今度はできていた方ができなくなります。じゃあ何で練習するのかというと、練習を重ねていって、シーソーの真中の部分(なんていうんだろう、土台?)を少しずつ向上させていくのです。これが練習の成果です。

とにかく今はテニスの技術に磨きをかけるんだ、という人は試合には出ない方がいいでしょう。テニスの技術を学ぶことはとても難しく、時間がかかります。しっかりと身に付けるまではフォームが崩れるようなことは避けた方がいいと思います。

逆に早く少しでも勝てるようになりたいという人は、フォームにはあまりこだわらず、どんなボールでも返すこと、狙ったところに打つこと、戦術を学ぶこと、試合にたくさん出ること、が重要になってくるでしょう。

主婦のテニスは、両方学ぶにはあまりにも時間が足りなさ過ぎます。いつまでもフォームに固執していたら、いつまでたっても試合ができるようになりません。4人集まるとすぐにゲームを始めている人は、技術レベルを上げることは、なかなか難しいでしょう。

ではどう考えたらいいかというと、どの辺で手を打つかということになるんですかね。難しいところです。

このテーマはかなり難解なため、このページがとても長くなりそうです。残念ですが今回はこの辺でいったん終了とさせていただきます。

まだまだ言いたいことは山ほどありますので、近いうちに続きを書きます。できれば具体的な質問など掲示板に書いていただければもっと書きやすいのですが…ヨロシク! ではまた!

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