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華やかなUS OPENと人知れず行なわれているヒューチャーズ大会
台風の影響で雨が降ったりやんだりで、今日はもう何回水履きをしたことでしょう…、アー疲れた。
さてUS OPENでは姉妹対決でビーナスが優勝、男子はサンプラスとヒューイットが決勝に駒を進めました。さすが世界のトップクラスの試合となると見てても凄まじいものを感じますね。
一方同じプロでもプロの卵のような選手の試合が柏で行われています。ヒューチャーズ大会といって売れない芸人のドサ回りのような大会で、試合の経験をつんでこれから腕を磨いていこうというような選手のための大会です。
この大会に僕がロスに行くたびにいつもお世話になっている福垣さんという方のお子さんが出場しています。
初めて会ったのは彼が11歳ぐらいのときでしたが、まだテニスもそれほど上手ではありませんでした。それが高校生になって全米チャンピオンになり(たぶん学校対抗で)高校卒業とともにプロに転向、1年間アメリカ国内の試合に出場し、今回初の海外武者修行で来日しました。
名前も顔も、もちろんお父さんお母さんも日本人ですが、彼はアメリカ生まれのアメリカ育ち、日本のことは何も分からない、ということであちらのお父さん、お母さんより面倒を見てほしいという依頼があり、オールサムズにも練習に顔を見せるようになりました。
きのうは彼に連れられて同じ大会に参加しているアメリカ人、スイス人、オーストラリア人の計4人が練習にきました。もちろん皆最初から知り合いだったわけではなく、大会のオフィシャルホテルで気が合ったようで、それでみんなで練習を始めたようです。
2時間ほど自分たちで練習をしたあと、うちのジュニアがランク戦で12、3人来ててたのですが、その子達の打ち合いの相手をしてくれました。みんな大喜びでわずかの時間でしたが、とても収穫のある時間でした。外国人4人(福垣君も含めて)は快く引き受けてくれて僕としてもとてもすがすがしい経験でした。
福垣君は名前を剛といい現在19歳、身長180cm、甘いマスクのさわやか青年です。そのうえ、ビッグサーバーで、ストロークはとてもダイナミックです。皆さんぜひこの名前を覚えておいてください。近い将来大ブレークするかもしれません。ただ今回の大会は環境の変化からか調子が出きらず、予選の予選で負けてしまいました。あすから予選が始まるのですが、欠員が出て参加できることもあるということで試合会場には行くようです。うまく入れるといいのですが…。
ちなみにうちのジュニア3人と渡部コーチも参加したのですが、ジュニア3人は予選の予選の予選みたいなところで負けてしまい、勝ちあがったのはコーチの渡部だけ、その渡部も予選の予選のあと1つ勝てば予選に出られるというところで負けてしまいました。なかなかきびしい、でもこういったトーナメントを勝ち上がっていかなければ彼らには明日がないのです。福垣君もこのトーナメントで結果を出さないと次のトーナメントに参加できるかどうか非常に微妙になってきます。みんながんばれ!
そうそうもうひとつ余談ですが、US OPENでヒューイットの応援に日本人がちょくちょく映ってて、「なーんか見たことがあるヤッチャナー」と思っていたら、昔うちでコーチをしててその後ヨネックスに入社し、現在ロスの支社に行っている平沢君でした。ヒューイットがヨネックスを使ってるのできっと彼が担当しているのでしょう。セレスとかヒンギスといった外国の選手の何人かは彼が担当してるようです。去年ロスに行ったときにたまたま会うことができて、そういうトッププロの話をいろいろと聞いてきました。
きっとあしたの決勝でも観客席にいる彼が映ると思うので、ぜひサンプラス、ヒューイットに加えて平沢君もご覧ください。では。
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