睡眠時間
ここのところメチャクチャ元気です!
3月までの自分がウソのようです。それまで疲れて10時くらいにはベットの中にもぐりこんで、朝も7時くらいにやっと起き上がってきて、でも起きたばかりだというのにすごく眠たくて、まさに冬眠状態でしたが…
毎年そんな感じなのでまさに寒さのせいで、暖かくなれば元気が出るに違いないと思っていたのです。確かに暖かくなってやる気がグングン出てきたのですが、どうもそれだけではないようです。
2週間くらい前から花粉症の薬が切れてしまい、飲まなくなったのですが、そうしたらそれまでまったく何ともなかった症状が、一気に鼻水は出るわ、クシャミは出るわ、目がかゆくなるわ… という状態になってしまいました。
これは弱ったなー、どうしようと思っていたのですが、驚いたことにその日から眠気もまったく感じなくなってしまったのです。そしてその後もずーっと平均睡眠時間は5時間ぐらいのもので、昼間もまったく眠くならず平気なのです。本当にビックリ!
眠くてしょうがなかったのは花粉症の薬のせいだったのかー!
薬を飲んでいると確かに眠くはなるなーとは思っていたのですが、飲んでいる間と、飲まなくなってからがこんなにも違っていると、イヤー副作用ってこんなにもすごかったんだー、と改めて感じてしまいます。
でもまあそれまでの睡眠もすごかったですからねー… 今の分充分寝たって感じでしょうね。これからはバリバリ頑張りますよ! ではまた。
恩師
去年、銀座のお寿司屋さんに行ったことをここに書きましたが、あのときの先生が今年の3月で定年退職されました。
高校時代に大変にお世話になった先生で、そればかりではなく僕の人格形成に大きな影響を与えた方です。物をどう考えるのか? 何が良くて、何が悪いのか? どうして頑張らなくてはいけないのか? など人生でとても大切なことを教わりました。
その先生のお祝いをこの6月に行なうことにしました。
僕もお世話になったご恩返しのつもりで、今昔の仲間に連絡をとっています。懐かしい友達、後輩がみんな喜んで来てくれると言ってくれています。ありがたいことです。
話は変わりますが、この先生はコント赤信号のリーダー渡辺正行さんを高校時代に教えたそうです。それで渡辺正行さんがどこかのテレビ番組で自分の一番印象深い恩師というコーナーでこの先生のことを、語ったのだそうです。厳しくも愛情深い先生、殴られたり、怒られたりしたけれども自分を思っての行為であった、などの内容のようでした。
で、先生の名はいっきに全国区となり、あちらこちらから懐かしい電話や、見たよという知らせの電話が入ってきたそうです。
また、それを見ていたどこかのテレビ局のディレクターが、その恩師との対面の番組を組もうということになって、先生に連絡を入れてきたそうです。結局先生はお断りをしたそうですが、渡辺正行さんもあの先生を恩師と仰いでいたんだなーと、つくづく感心してしまいました。彼もちゃんと人を見る目があるじゃないか… なんてね、ちょっと生意気でした。ではまた!
レッスンを始めました!
おとといからジュニアのレッスンを始めました。
どうしようかズーッと悩んでいたのですが、少しテコ入れをしなければいけないかなという思いと、実際にレッスンをしながらコーチにも指導の仕方を学ばせていかなければいけないな、と考えたからです。
でもやっぱり楽しいですねー!
何よりも自分でやっちゃった方がフラストレーションがたまりません。教わっているジュニアはむしろたまってしまうのかもしれませんが…
おとといはAとSの2人だけだったのですが、2人とも中学生大会にサッサと負けてしまい、当分試合はないということなので、技術面等どれだけできるのかを見ることにしました。
グラウンドストロークに関しては2人ともボールがぜんぜん前に飛ばない(ボールが走らない)状態だったので、その改善の練習をさせました。ボレー、スマッシュは基本的にまったく間違った打ち方をしていてそっくり直してしまいました。
サーブはAはストロークと同じくボールが飛ばず、Sはフラット系のサーブはまあまあ良かったのですが、スピン系の打ち方で本人が勘違いの理論にとらわれていてうまく打てていなかったので、正しい理論を教えてあげたらすんなりできるようになりました。
全体的に言うとAはフォアのストローク、ボレー、スマッシュ、サーブがすべて腰砕けで打つ(打ちながら左に体がよじれて逃げていく)クセがあり、そのためにボールが前に飛んでいかない感じでした。またフットワークに無駄な動きと、必要なのにやらない動きがあり、その点を若干改善してみました。
Sは、お父さんも本人も打ち方はいいけど経験が少ないからまだコートに入らないんだと考えているようですが、僕に言わせるとほとんどのショットのラケットワーク、ボディーワークに問題があると思います。
簡単に言うとがむしゃらに振ってはいるのだけれどもそのパワーがボールに伝わっていない、エネルギーロスが大きく、そのおかげで本人は打っているうちに打ち疲れてしまうという感じです。楽に打ってももっとスピードが出て、かつコートに入る、効率の良い打ち方があるので、その辺を少し学んでもらいたいと思いちょっと手直ししてみました。
気のついた点をちょこっとまとめてみたのですが、こういうのもおもしろいですね。毎日少しづつ書いてみたいと思います。きのうのレッスンのことも後で書いてみようと思っています。ではまた。
きのう、今日!
きのうはレッスン早々僕がくじけてしまいました。
Aはしばらく試合がないのですが、YとTが中学生大会の本戦があるので、試合ができるように仕上げようと思ってレッスンを始めたのですが、やってみてその前段階でつまづいてしまいました。
教えたかったのは攻めているのでもなく守っている(攻められている)でもない状態でのプレーの仕方だったのですが、ボールが続かない、コントロールができない、すぐにミスをしてしまう、という感じですぐに僕が諦めてしまいました。本当はペースのあるボールを常に打ちつづけて、相手に攻められることなく、そして自らもミスを犯すことなくプレーを続ける、そんなイメージだったのですが…
これはとても重要なことで、子供たちは攻めているか攻められているかそのどちらかしかないように考えがちです。実際には攻めても攻められてもいない状態というのがけっこうあって、この状態のときに簡単にミスをするようでは勝てるようにはなりません。
僕の思い描いているイメージでみんながプレーをしてくれるのはいつになることやらと、ちょっと悩んでしまいました。
今日はSとYの2人だけだったので、ちょっと細かくやることができました。
Sは二日目にしてボールの質がガラッと変わりました。おとといはボールが飛ばないと書きましたが、今日は伸びのある、コートに突き刺さるような鋭いボールを打てるようになりました。不必要な力が抜け、ボールを打つ瞬間にだけパワーを集中して出すコツをつかんだようです。
それでいいんです!よくがんばった!
Yはストロークに明らかな欠点が露呈してしまいました。ここに書くともしかして対戦相手の関係者が読むかもしれないので伏せておきますが、なんとか中学生大会までに改善したいと思います。
また、Yのお父さんと話したときに、サーブがもう少しなんとかならないかと言われていたので、今日はじっくりやったのですが、試合前でフォームを変えるわけにはいかないので、ちょっと面白い練習をしてみました。
それはまずファーストサーブの練習で、フォアサイドから自分で納得のいくナイスサーブを打てたと思ったら、次はバックサイドから同じくファーストサーブを打って、また自分でナイスサーブだと思ったらフォアサイドから…というように続けて最終的に10本自分で納得のいくナイスサーブが打てたら終了というものです。
この練習は実に面白いですよ。子供たちは急に自分に厳しくなります。今まで甘えていた子や、コーチに頼りきっている子達は、自分でなかなか判断できなかったりするものですが、この練習をすると少しずつ自分で頑張ってやろうと思うようになるから不思議です。けっこう時間がかかりましたが、二人ともクリアです。
次にセカンドサーブの練習で10球連続で入れたら終了というものです。もちろんポンとあてて入れるのはナシです。この練習でYはつまずきました。でもこのくらい簡単にこなせなければダメです。
で、僕はこういうときYのように依頼心の強い子にはわざと「ギブ(give upのこと)する?」と聞きます。そうするといつもくじけるような子でも必ず「しない!」と答えます。これも本当に面白いですよね。ギブすると楽になるよ、とわざと言うとみんなムキになって続けようとします。でもそうしているうちにコーチや親から常に頑張りを強要されていたような子でも自分で頑張る術を学んでいくんですね。
Yは結局10球はできなかったのですが、ここで僕はじゃあ7球でと、助け舟を出してあげたのですが、これも重要なことで、それでも本人は達成感を持つことができ、次は頑張ろうという気持ちになれたと思います。帰り際に今度来るまでに10球できるようにしときな、と言ったらハイと言って帰っていったので、これでOKだと僕は思いました。
子供を教えるって面白いですよね! ではまた!
考える力
きのうは雨でレッスンができませんでした。(残念…)
今も雨が降りそうですが、今日はレッスンができるといいですね。
でもレッスンができなくても今回のようなテーマなら、書きたいことはいくらでもありそうです。頭の中は書きたいネタでイッパイですが、いざ書くとなると本当に大変です。書くってホントーにむずかしい…
Yは、素直で、明るくて、とってもいい子なので僕も大好きです。テニスも頑張っていますし、お父さんの話だと、勉強の方も本当によく頑張っているようです。僕がレッスンをするようになって2回来たのですが、そのときの感想を少し書いてみたいと思います。
素直で従順で常に言われたとおりやり、コーチとの人間関係もとても良好ないい子… 実はここに重大な落とし穴があります。
Yは言うことはとてもよく聞くのですが、逆にいろいろ聞いてみると、いつも「わかんない…」という答えが返ってきます。それも考えた結果本当にわからないならいいのですが、考えること自体を放棄した「わかんない…」なのです。これは今まで考えながらテニスをしてこなかったなー、と僕は直感しました。
僕のレッスンはおとといのサーブの練習のように、子供に下駄を預けてしまうようなやり方をよくします。あるいはどうした方が良いかを子供に聞いて答えさせたり、子供のやっていることをどうしてそういうふうにやるのか説明をさせたりします。
正しいやり方や、考え方などをいきなり教えるようなことはしません。まず考えさせ、間違えさせて、そして正しい方向に自分で向かっていくように仕向けていくのです。
サーブにしても良いサーブだったかそうでもなかったか、コーチが判断するのではなく自分で判断することで、いろいろ考えるようになります。また、僕がいろいろ聞くことによって、どうしてそうしたのか、あるいはどうすればいいのかを自分で考えるきっかけとなります。そしてこれを繰り返すことによって”考える力”が養われるのではないかと考えています。
テニスは結局一人で戦わなければなりません。
そのときに本当に大切なのは自分で考え、判断し、決定し、実践していく力だと思います。そしてこの力を得るには、普段の練習から常に訓練しておかなければいけないでしょう。
コーチが常に一方通行で教え過ぎていないか、子供がいつも受身でレッスンを受けていないか、あるいはお父さん、お母さんが一方的に自分の考えを押し付けていないか、あるいは子供が自分で出した結論にばかり目がいっていないか、改めて見直してみる必要があると思います。
大切なのは考えるというプロセスで、考えた結果ではありません。
間違った答えを出してもいいと思います。間違った答えを出したからって否定してはいけません。まずは考えたことを認めてあげることが大切だと思います。
テニスプレーヤーとして将来どういう結果を出すことも皆さんにとってはとても重要なことかもしれません。でも長い人生を考えると、今こういった力を身につけることは、将来のテニスの結果だけではなく、その子のその後の人生にとっても本当に大切なことではないかと思います。
Yはまだ考えることに慣れていないだけです。考える力は持っているはずです。2ヶ月か、3ヶ月後きっとYは変わっていると思います。その日が楽しみでもあり、そうやって変えていくのも僕の楽しみでもあります。ではまた。